2018年1月8日月曜日

街の猫 #024

日の当たる場所2014.4.22 撮影

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僕が初めてこの街の猫に出会った日の画像です。
猫達が猫らしくのびのびと暮らしていました。
その魅力に取りつかれ
ことあるたびに通うようになったのです。

ところが昨年の秋から
町内会名で「猫へえさやり禁止」の張り紙が
町内の至る所に張り出されるようになったのです。

町内会長が変わって事態が急変したようです。
それ以来、休みの日で用事がない日の全ては
この街に通うようになったのです。

あまりにも頻繁に顔を見るようになったからか
ひとりの男性が僕に話しかけてきました。
もちろん猫を撮っていることを知っていてでしょう。
たわいもなく会話を続ける中で
その男性は
「猫なんてね、この街からいなくなればいいんだよ」
と吐き捨てるように言ったのです。

廃屋が多いこの街
猫がいなくなればネズミも増え
廃屋の倒壊も加速度的に進むことでしょう。
一応、その旨は伝えました。
「廃屋なんてどんどん壊れてしまえばいいんだ」
彼は言います。
彼の家は廃屋が倒壊しても影響がないのです。

猫が好きな人嫌いな人
動物全部が嫌いな人
人間嫌いな人だっている。
正直今日のこの会話で嫌な気持ちになりましたが
不思議とその男性のことは嫌にはなりませんでした。
猫がとことん嫌いなんだなって感想だけが残りました。

今日のこの出来事があって更に
この街へ通う回数は増えることになると感じました。
この街と猫の姿を撮り続け
「街の猫」としてアーカイブし続け
最終的には何か形として残したいという思いを持っています。
その為にもこの街の「記憶」と「記録」を
このブログに綴ってゆきたい考えています。

ところで、猫見つけれましたか??
おるじゃろ??